遼寧省政府が2025年末までに省内軽焼反射炉の廃炉を検討している件について
この度は、遼寧省政府が検討しております、軽焼反射炉の廃炉政策についてご案内させていただきます。
現在遼寧省政府は2025年末までに全ての軽焼反射炉(従来の軽焼マグネシア用焼成炉)を廃炉にすることを検討しており、各地元政府とマグネシア業者の間で会議が行われております。
この政策の内容は中小メーカーの焼成事業継続を困難にする厳しい内容です。
(詳細は添付資料をご参考ください。)
関係者からは、「政府の今回の廃炉政策の狙いは、軽焼マグネシア業界の中小メーカーを淘汰し、業界全体の資産能力を削減することで環境保全と需給バランスの改善を同時に実現すること。」との声がございました。
本件に関してはまだ正式な政府通達は出ておらず、あくまで現状現地で検討されている内容となっております。
もし本当にこの廃炉政策が実施された場合、政府の廃炉への取り組み方にもよりますが、今年は軽焼マグネシアのみならず、それを原料とする電融マグネシア、重焼マグネシア、硫酸マグネシア、水酸化マグネシウム等の価格が値上がりする可能性があります。
ご参考まで。
この度は遼寧省政府の軽焼反射炉廃炉政策についてご案内させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。